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ペーパーポットとセルトレイの生育比較試験
2024-12-02
試験結果

タキイ種苗株式会社 熊本研究農場のご協力のもと、ペーパーポットとセルトレイの生育比較試験をおこないました。

◎ペーパーポットを使用することで、生育期間を短縮することができました。
◎猛暑や台風の時期を避けての栽培・被害後の播き直しも可能になります。

■ 試験その1: 同日に播種をしても、より早く定植が可能に。

作物:白菜
品種:黄づつみ90(タキイ種苗)

写真左側

  • セルトレイ 128穴
  • 播種日 9/25
  • 定植日 10/15 (育苗20日間)
  • 撮影日 11/21

写真右側

  • ペーパーポット 220穴 (規格:No.15)
  • 播種日 9/25
  • 定植日 10/8 (育苗13日間)
  • 撮影日 11/21

ペーパーポットはポットごと定植できるので、根巻きを待たずに定植することができます。そのため、セルトレイよりも短い育苗日数で定植が可能に。

早く圃場に定植している分、播種日が同じでも生育に大きく差がでています。

ペーパーポットは育苗トレイ一枚あたりの穴数が多いのも特徴です。育苗スペース、育苗日数ともに大きく節約ができます。

■ 試験その2: 播種が遅れても、同じタイミングで定植が可能に。

作物:白菜
品種:黄づつみ78(タキイ種苗)

写真左側

  • セルトレイ 128穴
  • 播種日 8/28
  • 定植日 9/18 (育苗21日間)
  • 撮影日 11/21

写真右側

  • ペーパーポット 220穴(規格:No.15)
  • 播種日 9/5
  • 定植日 9/18 (育苗13日間)
  • 撮影日 11/21

育苗日数には1週間の差がありますが、定植後2カ月時点で生育差はほとんど判別できません。

最後の作型など、播き直しがセルトレイでは間に合わない時でも対応が可能になります。

参考:タキイ種苗株式会社様 ホームページ